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木という素材の魅力を
最大限に取り入れて
家中を案内しながら「もう、想像以上のものができました」とおっしゃるTAKAKOさん。
ベットルーム、リビング、キッチン、ダイニングは2階南側のテラスに面して配置され、どの部屋も壁で仕切ってしまわず、独立感は保ちながら風の通り抜けるオープンな大空間に。しかも全室が天井まで届く高いガラス戸を開放できるので、どの部屋に行くにも、まるで風のように室内と室外を行き来できます。
しかし、構造や間取り、インテリアの素晴らしさ以上に印象的だったのは、木の使い方です。
たとえば床は百年前の古材。年月を経た木材独特の風合いが斬新な内部構造を落ち着いたぬくもり感で包んでいます。
リビングの一角にあるキッチンは、木のキャビネットにコンクリートのカウンタートップという、異素材の組み合わせが個性的なトム氏のオリジナル設計です。
TAKAKOさんの希望で作った奥の和室は、桜、松、竹を木肌を生かしてふんだんに使っています。
そしてテラスのガラス戸の枠は未塗装の松材で作られ、近寄って見ると松脂の琥珀色の滴が・・・。
「時とともに松脂が出て、その滴が大きくなったり、流れたり、表情が変わる。古ぼけるのではなくて年月が違う美しさを創ること。トムはそのことを楽しむチャンスをくれたのね」
完成からすでに5年。今もまだ新しい発見や喜びがあって「時が経つほどにトムの創造力の深さに驚かされる」のだそう。
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